軽自動車の名義変更に掛かる費用は?
軽自動車は維持費が安いとよく耳にしますね。
どのような部分で優遇されているのでしょうか。
もちろん、メンテナンスコストや燃料費も普通車より安いのですが、今回は軽自動車の名義変更にかかる費用についてみていきます。
実際に自分で軽自動車の名義変更をした場合にはどのような費用がどのくらい必要なのでしょうか?
軽自動車向け名義変更費用の詳細
軽自動車の名義変更にかかる費用にはいくつかの種類があります。
法律で定められた回避不可能な費用から、プロに任せれば楽だけど自分でやれば節約にもなる回避可能な費用まで、軽自動車の名義変更にかかる費用について説明していきます。
①普通車との大きな違い
軽自動車の名義変更は普通車とは異なり、管理管轄が陸運支局ではなく軽自動車検査協会になります。
軽自動車の名義変更の際には新所有者の住所を管轄する軽自動車検査協会の事務所または支所で行うことになります。
また、軽自動車の名義変更の際には軽自動車検査協会に車体を持ち込む必要がなく、必要な書類とナンバープレートと申請費用だけで名義変更の申請が可能です。
ですので、移動にかかる費用負担がなくなります。
名義変更前の任意保険が掛けられていない車を運転するリスクを避けられる分、精神的負担も減ります。
②証明書の発行
軽自動車の名義変更には新所有者の住民票か印鑑証明が必要です。
役所や支所、自動発行機での発行が可能で、費用としては自治体によりますが200円~500円程度必要です。
なお、有効期限は発効後3か月以内となります。
③申請手数料
普通車の名義変更の場合は申請時に350円の費用が必要で収入印紙を購入するのですが、軽自動車の名義変更の場合は、移転登録の書類一式が35円ほどで、他には特に費用がかかりません。
④ナンバープレート
軽自動車の前所有者と管轄地域が同じ場合は、名義変更時にナンバープレートを変更する必要がなくこの費用は不要です。
名義変更時にナンバーが変わる場合は、ナンバープレート費用がかかってきます。
ナンバープレートにはペイント式や字光式といった種類があり、どちらにするかによっても、かかる費用に違いが出てきます。
こちらの費用も、管轄地域によって値段は異なりますが、1,500円~6,400円程度になります。
希望ナンバーにする場合には名義変更申請前にネットでの予約が必要です。
⑤車庫証明
普通車なら名義変更手続き時に必ず必要な車庫証明も、軽自動車名義変更の場合は必要な地域と不要な地域が存在します。
具体的には、東京や大阪の中心から30km圏内にある市・県庁所在地の市、人口10万人以上の市などが車庫証明の届出が必要な地域になります。
車庫証明の申請には550円の費用負担となります。
また、軽自動車の名義変更の場合は移転登録手続き時には車庫証明は不要で、名義変更後に車庫証明の届け出を別途実施する必要があります。
これを怠ると、10万円以下の罰金が科せられるので、思わぬ費用負担を招かないためにも注意が必要です。
いかがだったでしょうか?
軽自動車が費用的に優遇されていると知ってはいるものの、具体的にどういった面で優遇されているのか知らない方も多かったのではないでしょうか。
軽自動車の名義変更手続きを業者に依頼した場合、これらの費用に加えて代行手数料として2万円程度の費用が必要となります。
名義変更は自分でやることで大幅に費用負担を抑えることができますね。