不動車を買取してもらうために必要な5つのこと
よく田舎の田んぼでボロボロに錆び付いて放置された不動車を見かけたことがありますよね。
長い間、廃棄すらされずそのまま放置されてしまった不動車。
しかし、そんな不動車も買取してくれる業者が存在することをご存知でしょうか?
不動車を買取してもらう為に必要な5つの知識
ナンバープレートを付けたまま不動車として放置してしまうと、自動車税の請求が来てしまいます。
自動車税が来ないようにするには、廃車の手続きをする必要があります。
ここでは不動車を買取りしてもらう為に必要なことを説明していきます。
①不動車・廃車手続きの種類
所有している不動車を廃車にするには、『一時抹消登録』と『永久抹消登録』の二種類の方法があります。
いつか再び車検を受けて乗る予定がある場合は一時抹消登録を行い、もう二度と乗る予定も無く廃棄してしまいたい場合は永久抹消登録を行います。
厳密に言えば『輸出抹消登録』もありますが、個人で海外へ輸出を行う事は殆どない為、ここでは省略します。
②不動車・廃車にかかる費用
不動車の廃車を行う費用は、自分自身で行えば殆ど無料に近いです。
販売店や買取店などにお願いをすると、不動車だと積載車で引き取りを行う作業代や抹消手続きを行う代行費用などがかかるので、数万円かかることがあります。
不動車の処分以外のことは出来る限り買取店には頼らず、抹消登録書類くらいは自分で陸運局へ行くのが一番安く済みます。
③廃車に出来ない不動車
車検証の所有者欄を確認して自分自身の名義でない不動車は、自分の意思だけでは不動車を廃車にすることが出来ません。
ローンで購入している場合には所有者の欄がローン会社の名義となっていることもあります。
ローン返済中の不動車に関しては、ローンの残債を全て完済しなければ買取店でも廃車の手続きを行うことが出来ません。
どうしても不動車を廃車にしたいのなら、買取店の中にも残債金額分をローンで組み替えることが出来る店もあります。
買取店に相談するほか方法がありません。
また、買取店でも残債のローンが組めない場合はローン会社へその旨を相談すれば理由によっては廃車にすることが出来る場合もあります。
④廃車で還付されるお金
廃車の手続きを行うと、納付済みの『自動車税』と新車購入時や車検時に納付した『重量税』、強制的に加入が義務付けられている『自賠責保険』が月割りで還付されます。
悪質な買取店は顧客に直接還付金が渡らないように、名義を自社へ変更してから手続きを行う買取業者もあります。
買取店に不動車などの解体処理を委託した時は、全て自分へ還付されるか買取店へ再度確認する必要があります。
⑤不動車買取専門業者
所有している不動車が買取店で査定をしても金額が付かない物や、買い替えの時に下取車として価値が全くないと買取店に言われたなど良く聞く話しです。
買取店で査定が付かない状態で不動車を引き取ってもらうと、逆に引き取り料や抹消に関わる手続き費用を買取店に数万円単位でとられるケースがあります。
また、ディーラーでも下取車の査定金額は0円ですが、購入した車の契約書を良く見ると『下取費用』や『査定料』として数万円とられることがあります。
買取店やディーラーなどで査定を行った場合は、下取車の査定は0円ではなくマイナスだと言うことに気づかなくてはいけません。
一般的な買取店に依頼するのではなく、不動車を主に扱う買取業者へ依頼しなければいけません。
不動車を主に扱う買取業者だと鉄としての価値を金額に表してくれたり、不動車を修理して動くように出来ると判断されたらそれなりに金額を付けてくれます。
買取店の中でも輸出をしている業者なら外観はボロボロでも動きさえすれば高く買取りをしてくれることもあります。
不動車だからと言って諦めずに一般的な買取店に出すのではなく、必ず不動車を取り扱っている買取店へ相談するのが得策です。
いかがだったでしょうか?
不動車を買取ってもらうには、一般的な買取店へ依頼するのではなく、不動車を主に扱う買取店へ依頼することが大切だと分かって頂けたと思います。
また、不動車にする前には税金などを止めるために廃車の手続きを行わなければいけません。
買取店へ引き渡す前に出来る限り自分で行える手続きは自分で行うのも重要なことです。