中古車オークション代行で前払いがお勧め出来ない5つの理由
中古車オークション代行のバイヤーになって早2年。
このような業種は数あるけど、色々とノウハウがあり、中古車オークション代行の難しさが身に染みて分かってきました。
そんな中古車オークション代行の難しさをはじめて知ったのが前払いです。では、
なぜ前払いがおススメできないのでしょうか?
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中古車オークション代行で前払いがお勧め出来ない5つの理由
中古車オークション代行では、落札させる難しさはもちろん、やっと落札できても納車されてきて粗悪な状態にびっくりすることがあります。
前払いをしていると取り返しがつかないことが多々あります。
前払いがお勧めできない理由をご紹介しましょう。
①納車前に車・バイヤーに逃げられる可能性がある
中古車オークション代行で実際にあった海外バイヤーの話しですが、落札→前払いを行い、出品していた業者が逃げてしまった例があります。
しっかりとした大手オークションで落札するのはもちろんですが、前払いをしてしまうことは避けましょう。
②パーツの欠品や車両状態が粗悪な場合がある
納車されてビックリですが、中古車オークションでは実際の車を下見できないので、パーツの欠品や車両の状態が悪い(汚れや部品劣化等)場合があります。
そんなときに前払いをしていると文句が言えず、そのままになってしまうケースが多いです。
③出店業者が廃業や連絡がつかない場合がある
一回だけの中古車オークションの場合や海外の中古車オークションの場合、前払い入金が当たり前だと思ってしまい、支払ったが納車されてこないという例があります。
また、在庫セールのために中古車オークションに出品している業者がいて、落札し、前入金で支払ったあとに連絡がつかなくなり、こちらから連絡してみると自己破産をしてしまった業者もいます。
もちろん、前払い金も車も戻ってきませんでした。
④キャンセルできなくなる
中古車オークションで落札したがこちらの都合で、落札をキャンセルしたい場合、前払いまで済んでしまっているとキャンセルができない場合があります。
そのため、手付金は良いですが、前払いするのは止めましょう。
⑤納車までに事故にあった場合の責任を取らなくなる
中古車オークションで落札し、前払いし、連絡もこまめにしてくれる業者で安心していました。
しかし、いざ納車の時に、車を積んだトラックが事故にあい、納車される車もスリ傷がついてしまいましたが、そのままの状態で納車されてきました。
前払いしていたので、業者に文句をいったが取り合ってもらえませんでした。
いかがだったでしょうか?
5つの項目のすべてに当てはまりますが、前払いをしてしまうとその後、なんらかのトラブルがあってもまともに対応してもらえないというケースが多々あります。
また、中古車オークション代行に限らずですので、前払いをするのではなく、手付金で済ませるように心がけましょう。